聖書と……チョコレート?!
- 2015/3/5
- 活動報告
新生宣教団では毎年、クリスチャン・アカデミー・イン ジャパン(CAJ)の3年生による工場見学が行われています。年一回、どのようにして聖書ができるのだろうかと、それぞれにユニークな期待や疑問で胸を膨らませた子どもたちがやってきます。
到着してまず、短いオリエンテーションがあります。安全に工場見学をするための注意事項をアナウンスし、そして私達新生宣教団が何を目的としている団体であるかを説明します。私たちの働きがどのようにして他の人々の救いにつながるかを知ってもらうことは大切なことです。
彼らは感動と驚きを持って私たちの働きに興味を示してくれます。新生宣教団で印刷された様々な言語の聖書のディスプレイを見ると、わーっ!と驚きの声を上げます。彼らは英語か日本語の聖書しか見たことがないため、いままで見たこともないような様々な言語で聖書が書かれていることを知り、驚嘆するのです。
しかし彼らが工場見学でエキサイティングするのは、何といっても私達のスタッフが様々なマシンを使って聖書を作っていく工程を見ている時でしょう。聖書の版がアルミシートにプリントされて高速プレス機から出てくるのを、興奮しながら覗き込んでいました。
彼らは、紙のように薄いものを数える機械があるということも知りません。けれども実際にカウントマシンが動き出し、数千という紙を迅速に、正確にカウントしている様子を見ると、こういったたくさんの機械によって多くのものを作れるようになるのだと納得します。
断裁機のデモンストレーションも子どもたちに人気があります。スタッフが数百枚の紙をスピーディに、きれいにカットしていくさまを見て驚きます。
新生宣教団のスタッフはみな、子どもたちが工場見学に訪れるのを楽しみにしています。明るい微笑みや感動を示し、疑問や質問を投げかけてくれる彼らとの交流は、私たちの毎日の労働に新しい視点を与えて、意識を高めてくれるのです。
本当に彼らの質問とコメントは、私たちに刺激を与えてくれる示唆に富んでいます。ある子は様々な言語で印刷された聖書やマンガ聖書を手にとって、驚きに満ちた目で私に問いかけました。「ワーオ!あなたはこの全部の言語が読めるの!?」私はいかにも残念そうな顔をして「さすがにそれはできないよ…」と答えることしかできませんでした。 また何人かの少年は、膨大な量の印刷用ロールペーパーを見て興奮し、それらのにおいをかいで調べ、誇らしげに発表しました。「聞いて!これはチョコレートのような匂いがしますっ!」 あたり一面の聖書を見た少年が声高に言いました。「こんなにたくさんの聖書があるなんて、天国ってきっとこんなところだね!」
もしあなたやあなたの団体で、新生宣教団の工場見学をしてみたいという方がいましたら、こちらまでご連絡ください。